先日、保護犬活動をされている方と少し話をしました。
うちは7ヶ月間保護柴犬を探してあきらめ、ブリーダーさんから徹子を迎えたという経緯があります。
長くなりますが、保護犬を検討しようと思った理由は、人間のエゴで捨てられて命を落とす犬は少ない方がいいと思ったからです。
それが偽善だろうがなんだろうが、保健所の檻で寂しさや不安を感じて期限を待つ犬と縁があるならそれに越したことはないと思ったから。
しかし、どんな犬なら引き取りたいかという条件をリストにしてみると
◻︎当初の我が家の条件
黒柴であること
メスであること
子犬から6歳ぐらいまでの若犬
12キロぐらいまで
健康であること(病院で治せる疾患なら譲渡後病院通い可)
虐待などにより直すのに苦労する癖がないこと
これはかなり厳しい条件だったようです。
でもどうしても柴犬を飼ってみたかった。柴犬と暮らしたかった、という矛盾がありました。
血統にこだわることがバカバカしいのは100も承知で、柴犬という種がすごく好きだったから。
お話しした保護活動の方は
「あー雑種でもよかったら、かなりぴったりの子が見つかってたはずだよ。せめて黒柴という色へのこだわりがなかったら、柴でもご縁があったかも」
とおっしゃってました。
そうなんです。
7ヶ月のマッチングの中で保護活動団体の方からは何度か「雑種ではダメか?柴にこだわるか?性別を不問にできないか?色はどうしても黒か?」という条件緩和のご提案をいただいていました。
でも悩んで悩んでダメだったんです。
保護犬マッチングをしていくうち、うちのような狭い心の家では保護犬は無理かも、とココロ折れ、ブリーダーさんの門を叩き、今に至っています。
徹子との生活は、本当に素晴らしいものです。
全ての希望が叶っています。
しかし、徹子と出会って
「徹子が赤柴でも胡麻柴でも白柴でもよかった。徹子が雑種でも絶対大好きになった」
と心から思うようになりました。
ややこしいですが、徹子と暮らしてみて初めて、どんな犬でも心がつながるなら愛せるとわかった。
徹子と暮らさなければ心から、は無理でした。
相変わらず柴が好きなので、もらうなら(妄想)柴がミックスされている子がいいけど。
残念ながら我が家ではスペース、時間的に多頭飼いは厳しいので、今すぐは無理ですが、環境が変わることがあったら、またトライしたいと思います。
そして一昨日500円玉貯金をある団体さんに寄付してきました。
繁殖犬の多頭飼育崩壊など悲しい出来事に役立ててほしいです。