黒柴の徹子

夫婦二人とおっとり黒柴犬徹子。初めての飼う柴犬の飼育日記。

1年154日目 犬を飼っていればどこの家にも起こり得る深刻な悩み


実は徹子は今家にいません。

飼い主夫の父が危篤だからです。


脳出血で回復の見込みはないといわれています。
飼い主夫の実家は遠方で頻繁に行き来することができません。
飼い主夫の父はすでに意識がなく寝ているだけという状態で、コミュニケーションは一切とれない。

なので飼い主夫は悩みつつも実家に帰るのは亡くなってからという判断をしました。



職場に「こういう事情でいつお休みをもらうかわからないけれど、その時はお願いします」と伝えて今日も仕事に行っています。



毎日夜になると「とても危ない」という知らせが入り飛行機の予約を入れます。
しかし、義父は頑張っていて朝方には持ち直すということが続いています。
人間のバイオリズムとして、調子を崩すのは夜で朝には落ち着くものなのかもしれません。



義父は高齢で、きっと声には出せないけれど苦しいだろうに…。
そして義父に付き添っている親戚も本当に大変で心苦しいです。



そして、徹子。
もし知らせが入ったらすぐにでも飛行機に乗らなくてはいけないので、徹子はペットホテルに預かってもらっています。
でもいつまでペットホテルに預けるのか目安が見えません。
その日が来て、さらに3日ぐらいは我々は不在になってしまう。
このままずるずるいったらペットホテルの泊数だけが伸びてしまいます。


もうお金のことはいい。
ペットホテル自体も手厚くしてくれるので健康上は大丈夫。
でも徹子の気持ちは????


「今日こそ徹子をいったん家に引き取ってこよう、そしてまたXデーを待つ?」
と毎日考えるのですが、昼~夕方になるとお医者さんから「お義父さんの様子が悪化している。覚悟してください」との報が…。


大事なものがあちこちに散らばっていると、こういう時とても苦しいです。


そして、本日中途半端な時間を利用して友人宅の17歳のおばあちゃん犬に会って来ました。
まだ元気な頃、遊んだ可愛い子です。


おだやかで優しくて、ご主人様が大好きないい子。
もうご飯が喉を通らず、お水を飲んでなんとか生きています。
撫でると目をキューっと細めます。
抱っこして頬ずりすると体を預けて来ます。

自立できず、フラフラですがなんとか立ち上がってクルクル回ります。

頑張れなんて言えない。
いい子ね、偉いね、可愛いね、好きだよしか言えない。
でも彼女の姿は美しかったです。


命が消えそうな存在があること、切ないです。
そして自分たちの都合もあること、申し訳ないです。



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